ラノベ感想&紹介便

本と人の、出会いの一助に

【激推し新作ラノベ感想】彼女にしたい女子一位、の隣で見つけたあまりちゃん

あまりちゃんの可愛さと福助くんの格好良さにノックアウト!このラブコメがあまりにも尊くて読んだら幸福になれました!友情描写が本当に素晴らしい!

 

 

【概要】

角川スニーカー文庫より2024年5月1日に発売

著者は裕時悠示先生

イラスト担当はたん旦先生

 

【あらすじ】

いいヤツだけど地味すぎる男子・福助は、クラス1の美少女・結愛にひと目ぼれする。

 しかし結愛と噂になっているのは、福助の親友・バスケ部エースの勇星。叶わぬ恋とため息をつく。

 そんなある日、福助は見つけてしまう。結愛の陰に隠れて目立たない、もうひとりの超可愛い女の子・薄葉あまりを。

「わ、わたしと、おともだちになってくれませんか?」

 恥ずかしがり屋な彼女と一緒に“ふつうになる”練習を始めるけれど――。

「あまりちゃんが憧れてるのは、勇星だよね?」

「…………」

「ど、どうしてそんな顔が赤いの?」

 僕だけが知ってる隠れ美少女と、友達から始めるラブコメ

 

【感想】

福助くんがめちゃんこ良い子すぎる!!!顔も性格も超イケメンのハイスペック人間な幼なじみがいて常に比較対照にされながらも、腐らず僻まず大切な親友として接して、周りへの気遣いを忘れずに、人の良いところを見つける力に長けたその奇跡のような善良さに心が浄化されました。なんでこんなに素敵な男の子がこれまでただの一人にもモテなかったんだ信じられない!そんな福助くんですが優しいだけではなく胸には熱い心も秘めていて、それが行動に表れた時の物語の勢いはとてつもなかったですね。本当に最高の理想的な主人公でした!これはもう惚れるしかない!

またヒロインのあまりちゃんもとっても素敵!引っ込み思案で恥ずかしがり屋、コミュ障で隠れ美少女というかわいい要素しかない子なんですけど、彼女の一番の魅力は福助くんへの想いを起点とした表情や言葉なんです。もう全てが可愛くて愛しくて尊くて。あの子のことを好きでいる君が好きという感覚を堪能できます。

ある出来事がきっかけて縁ができて友達になり、お互いにコミュ障を克服しようという協力関係を結んだ彼と彼女。行動を共にするなかでどんどん強くなっていく彼へ向ける気持ちが、そして終盤に見せた彼女の勇気と叫びが僕の胸を撃ち抜きました!また二人の交流描写は終始穏やかな空気でとても素敵!

もちろん二人の親友である勇星と結愛もとっても良いキャラで、福助くんとあまりちゃんを心から大切に思ってるのがひしひしと伝わる描写は素晴らしかったです!これぞ優しくあたたかな世界!

本当に最高の物語でした!これはスニーカー文庫の新たな看板ラブコメになれるポテンシャル持ってると思います。

【推しポイント】

それはもう福助くんとあまりちゃんのやりとり全てですよ!!これは圧倒的唯一無二!

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