この作品は世間の印象はあまり良いとはいえないメンヘラについて真摯に表現され、そしてメンヘラ少女の救いを描いた変化と信用の物語です。ぜひとも沢山の人にその魅力を知って欲しい、そして読んでほしいので布教していきたいと思います。
【概要】
第27回スニーカー小説大賞銀賞受賞作品
著者は花宮拓夜先生
イラスト担当はNardack先生
【あらすじ】
ぴえん？地雷？でも 美少女だからギリ許す！第27回スニーカー大賞《銀賞》受賞作
「晋助の家に『通わせて』？ 私なんでもしてあげるから」大学生・愛垣晋助は地雷系美少女・琴坂静音からいきなりな提案を受ける。彼女は女子大生の他に「パパ活女子・コトネ」というもう一つの顔を持っていた。その事実を知った晋助に口止め代わりに『通い妻』にしてくれと願い出る。「もうメンヘラはこりごり。そう思っていたはずなのにな」 晋助はこれまでのメンヘラ女子とのトラブルから女性に臆病になっていた。それでも静音への心配もあり渋々認めてしまったが段々と彼女の献身的な『通い妻』の姿に心惹かれていき!?ワケあり女子とのハートフル半同棲ラブコメディ!!
【魅力】
全体を通して、底抜けに優しい主人公と、かなり病んでるヒロイン。二人が共に過ごすなかでの噛み合う心地よさとふいに訪れる辛さ、そしてお互いが心を新たにして前へ進む姿が魅力的に描かれていてきっと心に響きます！
1巻は『行きすぎた優しさ』と『自己犠牲的な献身』と『真剣すぎた気遣い』。キャラクター各々の行動が交錯したことで生まれる展開と、そのなかで語られる思い一つ一つに深く感情移入しながら楽しめる。
2巻は良い方向に変わり始めたヒロインの心の眩しさと、愛と傷が混ざり合い狂ってる父親との向き合いを通して描かれる信用と覚悟に魅せられる。
滅茶苦茶面白くて心暖まる作品です！ぜひ読んでみてください！
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