ラノベ感想&紹介便

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【明治舞台のおねショタ異能バトルラノベを紹介】腕を失くした璃々栖 ~明治悪魔祓師異譚~

2023年6月に2巻が発売するこちらの作品は、圧倒的な唯一無二の力を感じられる文章が凄いんです!そして読むのに時間がかかる非常に濃い設定ではありますが、ハマる人はとことんのめり込めるタイプ!そんなこの作品がもっと話題になって人気になってほしいので、魅力を全力でお伝えしたいと思います!

 

 

【概要】

第27回スニーカー大賞金賞受賞作品

著者は明治サブ先生

イラスト担当はくろぎり先生

 

【あらすじ】

明治三十六年十一月一日/神戸外国人居留地

 悪魔祓師の神童・皆無は、軍の任務中に心臓を貫かれ致命傷を負った。死にゆくなか、どこからか心地よい声が響く。

 

「人の子よ、そなたに第二の心臓を呉れてやろう。その代わり――予と煉獄の先の覇道へ、ともに征こうぞ」

 現れたのは、天使とすら見紛う少女・璃々栖。「七つの大罪」に名を連ねる悪魔で――そして、彼女には腕が無かった。

 悪魔の力と引換えに、璃々栖と一蓮托生の命となった皆無。二人の旅路の果ては、煉獄での終焉か、未来を掴む覇道か――

 

 明治悪魔祓師異譚『腕を失くした璃々栖』、ここに開幕す。

 

【魅力】

悪魔や悪霊が存在する明治の日本を舞台に語られる悪魔祓師の少年と両腕がない悪魔の少女の、恋と愛と戦いの物語。それを構成する要素一つ一つがとてつもなく濃い!

特に注目したいのは13歳の悪魔祓師(エクソシスト)主人公。力はあれど精神は未熟だからこその、過酷な状況や初めての経験を経て変遷していく想いや覚悟、プラスの感情とマイナスの感情の描写演出が素晴らしい!そしてそうした数々の出来事と成長の果てで、愛する人の全てを受け入れ守りたいものを傷つける敵と戦う少年の姿は滅茶苦茶格好良いんです!

一蓮托生、唯一無二のパートナーとなった悪魔ヒロインの強さ、弱さ、可愛さの見せ(魅せ)方の秀逸さも要注目!

 

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