ラノベ感想&紹介便

本と人の、出会いの一助に

【2023年夏アニメの両片想いすれ違いラブコメ1巻再読感想&魅力紹介】夢見る男子は現実主義者1

最後に読んだのが3年前でところどころ忘れてる部分もあり、アニメを万全の状態で楽しむために再読してみることにしました!そしたらやっぱり滅茶苦茶面白かったので、アニメ放送前の原作布教も兼ねて改めて第1巻の感想を綴ろうと思います。

 

 

【概要】

HJネット小説大賞2019大賞受賞作品

現在8巻まで発売中

著者はおけまる先生

イラスト担当はさばみぞれ先生

 

【あらすじ】

同じクラスの美少女・夏川愛華に恋い焦がれる佐城渉は、彼女との両想いを夢見て、めげずにアプローチを続けていた。しかし、ある日突然、夢は醒める。「あんな高嶺の花と俺じゃ釣り合わなくね……?」現実を見て適切な距離を取ろうとする渉の反応に、愛華は呆然。「もしかして、私、嫌われたの……?」勘違いの末、焦り慌てる彼女からは無自覚な好意が見え隠れ!?両片思いのすれ違いに悶絶必至の青春ラブコメ、開幕!

 

【感想】

再読して改めて感じた一番の魅力は、やはり主人公である渉でした!

夢から醒めたことで現実を自覚し、猪突猛進なアプローチをやめたことで起こる変化と始まる新たな日常が個性的な渉の視点と独白と共に描かれていて、それが最高に面白くて惹き込まれました!

ヒロインに向ける好意の中身が『恋してる、付き合いたい』から『愛してる、適切な距離感で幸せを見守りたい』に変化する、という唯一無二の設定が光ってましたね。

また、イケメンに嫉妬したり美少女にときめいたり自身に向けられる罵倒にしょげたり言い返したりなどいろんな反応が見られるのですが、そこでもどこか冷静というかローテンションというか。どれも渉という主人公でしか見られないだろう独特な反応で妙に癖になるんです。味がある、というのが一番適切な表現かなと思います。

そしてそんな激変した渉に対し悶々として愛華も調子が狂い、無自覚の好意が顔を出していく愛華がとても可愛い!これから先渉の変化と言動にこれまでと違う意味で振り回されるであろう姿がありありと予想できます。

他にも渉の扱いがぞんざいな姉だったり、謎に渉のことを評価してる風紀委員長だったり、姉のことが大好きなイケメン生徒会役員共などなど、癖の強い魅力的なキャラが多数登場し、ここにしかないドラマが見られ最高に楽しかったです!

 

【最後に】

夢見る男子は現実主義者は、こんな沢山の魅力を持った作品です。アニメから楽しむのももちろん良きですが、ぜひアニメの予習として原作を読むという選択肢もかんがえていただけたらと思います!

 

電子書籍版購入リンク】

2023年6月8日までシリーズ全巻コイン50%還元で購入できます!かなりお得です!

bookwalker.jp