ラノベ感想&紹介便

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【新作ラノベ感想】 異能学園の最強は平穏に潜む ~規格外の怪物、無能を演じ学園を影から支配する~

なかなかに異質でとても面白い1冊でした!裏で動く系の主人公はやはり良き!

 

 

【概要】

オーバーラップ文庫より2023年2月25日に発売。

作者は藍澤 建先生

イラスト担当はへいろー先生

 

【あらすじ】

異能を人に与えることが出来る唯一の教育機関・選英学園。

ある理由から目立たず学園生活を送りたい雨森悠人が有する異能は【目を悪くする能力】――その弱すぎる異能は正義の味方を目指すクラスメイトの美少女・朝比奈霞の庇護欲を刺激。

結果、「貴方を守るわ!」と朝比奈につきまとわれてしまい!?

そんな2人の関係が気に入らないと雨森は不良生徒の標的になってしまう。

だが実は雨森は凡人を装うために実力を隠しており、入学前から最強の異能を持つ特別な存在で!?

人知れず障害を排除せんと、雨森は朝比奈を巻き込んだ謀略を巡らせる――。

無能を演じる怪物が学園を影から支配する暗躍譚、開幕!*1

 

【キャラクター】

主人公、雨森悠人は作中キャラ達だけではなく読者すらその正体も思考も分からない嘘つき。自身の目的を果たすためならなんだってやるし、それをできるだけの規格外な能力(詳細不明)を持っている。そんな正真正銘天才を超える化物主人公の活躍はクールで怖さもあり格好良くて、地の文の語りはとても笑えました!

正義の味方を目指す黒髪美少女や、お手本のような愛嬌溢れる委員長少女、無口な天才少年や噛ませ犬感満載の不良など、個性豊かな他の生徒達も良い存在感を出していました。特に天才少年メインのエピソードは切なさがグッときましたね。

 

【展開について】

目先の利益ではなく先を見て、目を付けた生徒を『生かす方法』『殺す方法』『伸ばす方法』『見定める方法』を考え、冷静に冷徹に実行に移していく姿に圧倒され、またその方法には凄く見応えや緊迫感があって心踊りました!

これ以上は大きなネタバレになるので詳しくは言えないのですが、間違いなくこの作品でしか味わえない面白さを堪能できます。

 

【推しポイント】

主人公の暗躍と嘘。

この作品一番のカッコイイ要素ですね。

 

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bookwalker.jp

*1:オーバーラップ文庫公式サイトより引用