ラノベ感想&紹介便

本と人の、出会いの一助に

【完結済み長編ラノベ紹介】狂乱家族日記

 

【作品概要】

ファミ通文庫より2005年から2011年まで刊行されました。

作者は日日日(あきら)先生 イラストレーターはx6suke(ぺけろくすけ)先生

本編15巻、番外編9巻の全24巻。

 

【あらすじ】

1000年前に現れた破壊の化身「閻禍」(えんか)は、「1000年後に自分の<<子供>>が世界に絶望をもたらす」という不吉な言葉を残し滅びていった。

それから1000年後、DNA鑑定の結果「閻禍の子供」の可能性のある人間・生物が複数発見された。そのどれが「閻禍の子供」であるかを確かめるため、ある作戦が決行されることになった。それは、「閻禍の子供」の可能性のある者を家族として共同生活させ、どれが子供かを確かめるという通称「なごやか家族作戦」。

その作戦に参加することになった心に後悔や歪みを抱えるキャラクター達(人間、ライオン、生物兵器宇宙生物等々)が、巻き込まれる様々なトラブルを騒々しく解決しながら、そして一人一人が自分の問題と向き合い家族に支えられながら成長していく、愛と絆の物語。*1

【魅力】

・日記要素

本編巻には章の始めに家族の交換日記やその他から抜粋された文章が描かれています。それが物語のなかで大きな役割を果たしていて、タイトルの由来でもありこの作品を唯一無二たらしめる重要なピースです。

・愛と友情

この作品に登場するキャラクターは、ほぼ全員が『家族』というものに対して深い思い入れやトラウマを抱えています。そしてそこに焦点を当てた数々の泣けるまたは笑える狂乱騒ぎの感動的なドラマのなかで、さまざまな種族さまざまな職業・生き方のキャラクター達が見せてくれる純愛、家族愛、親子愛、兄妹愛、姉弟愛、姉妹愛、友情はどれもが最高以上です。

・本当の家族になるまで

最初は義務だったり強迫観念だったりで繋がる形だけの家族であったのが、巻を重ね襲いかかるトラブルを皆で協力して乗り越えていくなかで、相互理解と絆を深めていく過程がとても丁寧に描かれています。

【こういう要素が好きな人に読んでほしい!】

滅茶苦茶で笑えるバカ騒ぎ

トラウマ闇を乗り越えた先の成長

理不尽系コメディ

純愛

ハッピーエンド

 

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*1:一部Wikipediaより抜粋