主人公の絶妙なおバカさと格好良さのバランスで僕の好みど真ん中撃ち抜いて、史上初W受賞という肩書きの期待で上がったハードルを余裕で飛び越えた面白さに圧倒的な衝撃と感動を与えてくれました!

【概要】
MF文庫Jより第21回新人賞で最優秀賞&鈴木大輔賞を受賞し2025年11月25日に発売。
著者は罠和ノワナ先生
イラスト担当はらうと先生
【あらすじ】
レーベル史上初のW受賞! 迷宮登校ストーリー開幕!
人を殺せるホログラム――改め「触れるホログラム」。これを自在に生成するAIは、世界を創造するAIと呼べるのではないか。
彩淵学園の管理を担うAIは、世界を書き換え放課後の学園に巨大な迷宮を生成する。目的は不明だがAIはその頂上へ辿り着く最強の生徒を常に求めており――そうして呼ばれたのが、VRゲームを極めた少年<晴斗>だった。
攻略が進むにつれ、校舎型迷宮の雰囲気は不気味に変わっていく。だがそれでもAIの指示は変わらない。登れ、校舎の頂きへ――すなわち「“登校“に挑め」と。
……なんて、ここまで真面目そうな空気を匂わせたところで衝撃の事実。なんとこのラノベ、ジャンルは驚異のラブコメディ。
【感想】
AIによって学校内に生成された迷宮を、ゲームの実力が高く特異な状況に適応できる選ばれた生徒達が武器と便利アイテムと己の身につけた技能で攻略していくバトルものとしての面では、臨場感・緊迫感を内包したスタイリッシュな演出が見事でどの戦闘も最高に興奮でき滅茶苦茶楽しかったです!特に終盤、あらすじと性転換に張り巡らされた伏線を回収しキャラクター達の強い感情も鮮烈に表現し、大ピンチからの圧倒劇というカタルシスを生んだあの描写はすごく巧いなと感じました!あれは本当にすごかった!
そして普段はおバカでここぞで格好良い主人公晴斗と普段はクールで推しが絡むとおバカになるヒロイン七姫の、『彼女/彼は自身と同じ性別の人が恋愛対象だから自分が女の子/男の子になってアプローチしよう』という勘違いから生まれたややこしい状況の両片想いラブコメディは、どうしてそうなったという錯綜具合とお互いに初恋だからこその初々しさがとても良きスパイスになっていてとっても素敵でした!始まりと終わりの二人の恋愛感情に関する独白の対照演出も素晴らしかった!
晴斗の悪友や七姫を慕う副会長など、個性豊かなキャラ達との掛け合いもコメディ感たっぷりでたくさん笑えて楽しかったです!
最高の読書体験ができました!
【推しポイント】
晴斗/レイニの言動挙動全てがとんでもなく面白くて魅力的!このレベルで僕を虜にするラノベ主人公に久しぶりに出会えて感動です。
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