皆さんには、ずっと続刊が出るのを待ち望んでる大好きな作品ってありますか?ちなみに僕には沢山あるのですが、そのなかでも今特にその思いが強いのがこの作品。今回は布教のため、『Vtuberってめんどくせえ!』の魅力をご紹介したいと思います!※少しだけネタバレを含みます。
【概要】
第6回カクヨムWeb小説コンテスト キャラクター文芸部門特別賞受賞作品。
2022年3月30日にファミ通文庫より発売。
作者は烏丸英先生
イラスト担当はみこフライ先生
【あらすじ】
高校を卒業したばかりの男子、阿久津 零。
家族から家を追い出され、大学進学も勝手に辞退されてしまい路頭に迷っていた彼は、叔母である星野 薫子にスカウトされ、彼女が経営するVtuber事務所【CRE8】所属の男子Vtuberタレント『蛇道 枢』としてデビューすることとなった。
が、しかし……【CRE8】に所属するVtuberは彼を除いてすべて女性ということもあり、箱推しファンからの反感を買った蛇道枢(零)は、初配信から大炎上という事態に見舞われてしまう。
アンチコメや罵詈雑言に耐えながらも、生きるためにVtuberとしての活動を続ける零。
でも、やっぱり、本当のことを言わせてもらえるのなら――
【魅力】
・ネット社会とVTuberファンについて
自分勝手な憶測の正義、行きすぎた独善の恐ろしさや醜さがリアルに真摯に描写されていて、胃が痛く心にダメージがくる展開も多いですがだからこそ深く物語にのめりこめます!
そして情報の扱い方、本当の応援とは何なのか、そういった今この情報社会に生きる上で大切にしなければいけないとこを教えてくれる、これはそんな作品です。
・蛇道枢というVTuber
デビュー当初からあまりにも理不尽な大炎上に晒され続けるなかで最初は諦念と無感動で活動していた枢。
そんな彼が自分を変えたいという夢を持ってVTuber活動に向き合う同期に出会い彼女の本気を間近で見て、心に炎が灯ってからの全力で炎上と戦う姿の熱さと格好良さに夢中になれること間違いなしです!
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