ラノベ感想&紹介便

本と人の、出会いの一助に

【新作ラノベ感想】 クセつよ異種族で行列ができる結婚相談所 ~看板ネコ娘はカワイイだけじゃ務まらない~

 

 

【概要】

電撃文庫より2月10日発売

第29回電撃小説大賞《銀賞》受賞作品

作者は五月雨きょうすけ先生 イラストレーターは猫屋敷ぷしお先生

 

【あらすじ】

『自由とは、エルフとドワーフが愛し合っても咎められないことである』

 種族間戦争終結後──十七の種族はすべてのヒトが平等に暮らすための実験都市・ミイスを設立。それから数年、この街で『相談者満足度100%』を謳う結婚相談所には、今日もたくさんの異種族が訪れる。見習いスタッフ・猫人族のアーニャは謎多き美人所長・ドナのもと、クズな指導係・ショウとともに、相談者たちの縁を結ぶために日夜奔走していた。

 アーニャが憧れたのは、この自由な街で、異種族同士の幸せな出会いをサポートできる素敵な仕事……しかし現実は、ワケあり相談者の対応に追われる日々だった! 理想がハイなエルフ女子(彼氏いない歴三世紀)、厄介能力でSクラスパーティを崩壊させた優男──って、いくらなんでもクセが強すぎるんですけど!? ドタバタ婚活ファンタジー、はじまります!!!!*1

 

【キャラクターについて】

田舎育ちで純粋で、愛嬌があって誠実で。そんなアーニャの様々な『初めて』に対する一喜一憂、喜怒哀楽。そしてそれを積み重ねて時に傷つき悩みながらも前へ進んで成長していく姿。その全てに魅せられ彼女のことを心から応援したくなりました!あと当たり前ですがめちゃんこ可愛いです。

他にも所長や指導係、癖の強すぎる相談者達など最初の印象はなかなかに強烈だけれど、理解することで愛着が生まれてくる魅力的なキャラクターが沢山出てきます!

 

【展開について】

基本は結婚相談所にやってくるクセつよ相談者達と向き合うコメディ調で明るく楽しい物語で、そんな中で時に描かれる与えられた力がもたらす不幸や戦争の爪痕が生む反発といったシリアスもあり。凄くバランスが良い展開で終始楽しく読み進められ、素敵な純愛と大切にしたい友情と覚悟を伴う成長も堪能できました!

 

【推しポイント】

作者である五月雨先生の言葉の使い方のセンスが光っているところ!

本編でも要所で感じ取れましたが、特にあとがきに唸らされました。

 

電子書籍版購入リンク】

bookwalker.jp

*1:BOOK☆WALKERより引用